やしきたかじんさんの逝去後に発売された百田尚樹さんの「殉愛」。
ガンに冒されたたかじんさんの最後の2年を描いた話です。
(以前の記事で書きましたが)この殉愛を金スマで紹介しているのを見て感動し、
すぐに本も購入、涙を流しながら読んだのです。
その時の記事(↓)
◆やしきたかじんさんと奥様のさくらさんの話「殉愛」を読んで
その後、ネットや週刊誌などでバッシングが起こって泥沼化。
そんな中、暴露本(?)とも言うべき『百田尚樹「殉愛」の真実』が先日発売されました。
正直読むつもりはなかったけど、「殉愛」の中で相当酷く書かれていた
マネージャーやたかじんさんの娘さんについて「本当にこんな酷い人間いる?」と思ったし、
以後のさくらさんの記事を見ると、何がしたいのか分からなくなっていたのも事実なのです。
百田尚樹「殉愛の真実」を読んで絶句する
ネットの記事によると、本の発売日は2015/2/23。
しかし、一部の書店やamazonなどでは先行して販売していたと。
そしてamazonのレビューを見ると・・・
本発売翌日のカスタマーレビューがこの状態。
総数214のうち、5つ星が209!
こんなカスタマーレビューの内訳は見たことがない。
且つ、レビューをいくつか読んでみると、しっかりしたことが書いてあります。
これを見て殉愛の中で誹謗中傷に合った人や、反さくらや反百田の仕業だと思った。
露骨な作戦とるなぁ・・・と。
と言うようなことがあり、(賛否ある、いやほぼ否か)少なくとも殉愛に感動した私は
さくらさん・百田さん寄りの感情を持って読み始めたのでした。
読み終えて・・・
絶句!!!
ネタバレはしませんが、殉愛の真実は驚愕の内容でした。
暴露本と言われる系統の本は何度が読みましたが、これほど衝撃だったのは初めて。
結局のところ、どこまでが真実で何が嘘か分からないけど、
◆マネージャーK氏
◆たかじんさんの娘さん
◆たかじんさんの前妻
◆たかじんさんさん実弟の手記
◆たかじんさんの母親
◆さくらさんの前夫
◆(遺産寄付先の)桃山学院の校長先生
◆(遺産寄付先の)OSAKAあかるクラブ関係者
このような方々にインタビューした上での話だったし、
さくらさん側をどうひいき目に見ても説得力がありすぎるんだよなぁ・・・
これらありきで、殉愛のエピソードを嘘だとする事実を細かに書いていたり、
たかじんさんのメモを(一部)嘘だとする筆跡鑑定を写真入りで紹介してたり、
本当のさくらさんという人物に迫っていたり・・・
読む前後で、感情が180度反転してしまった。
少なくとも、さくらさんが献身的に看病していたことは事実なのだから、
(より美化するために?)悪役を仕立てあげなくて良かったんじゃないかなぁ。
でも・・・
『「殉愛」の真実』が事実だとしたら、ここまで誹謗中傷にあたるようなことをわざわざ書く?
さくらさんへのインタビューがベースだったから、百田さんは知らなかった?
(知っていても)百田さんって影響力のある人だから、圧力をかけて抑えられると思った?
・・・ますます分からない(-_-;
遺産のことがあるので、どのみち週刊誌は賑わせただろうけど、
この誹謗中傷が無ければ、ここまで大事にはならなかった気がする。
さくらさんと百田さん、これから大変なことになるだろうなぁ・・・
と、感情が180度ひっくり返ったこの状態で、「殉愛」をもう一度読んでみることにしました。
この泥沼劇場、どう決着するんだろ???