2016/9/16、山中慎介&長谷川穂積のW世界戦。
V9戦で薄氷の勝利だった山中vsモレノの再戦も楽しみにしていたけれど、それ以上に長谷川穂積の世界戦が。
負ければ引退と公言した長谷川穂積の試合。
「何でテレビ中継1時間しかないんじゃー!」と思ったけれど、最後になるかも知れない雄姿の放送があると信じる。
それをこの目に焼き付けておきたい。
WBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチ【長谷川穂積vsウーゴ・ルイス】
以前の記事で書いたような気がするけど、とある理由で思い入れが強く、ずっと応援し続けている長谷川穂積。
テレビ中継が始まり、山中選手が見事V11達成。
時間はまだ余っていて、テロップに「この後長谷川穂積・・・」の文字。
『よっしゃーーーーー!』
そして長谷川穂積世界戦の放送開始。
1R。
長谷川選手のパンチがキレてる(ように見える)。
しかしバッティングがあって減点1。
5R。
4R終了後の公開採点では1-2で長谷川劣勢。
でも5Rのボクシングを見る限り、劣勢には感じない。
8R終了時点の公開採点で2-1、長谷川逆転リード。
9R。
『イケる!勝てる!』と思った時、モレノのパンチがヒット。
長谷川がロープに後ずさる。
『アカン!!』
長谷川穂積は打たれ強くない。
ロープ際に後退。
王者はチャンス、と攻め込む。
『危ない!!!!!』
が、打ち返す長谷川穂積。
バッチバチの打ち合い。
『入った!くらった!危ない!ガンバレ!!!』
大声で叫んでた。
そして打ち勝つ長谷川穂積、王者が後退。
9R終了。
そしてその時が。
10R、王者は椅子から立ち上がらない。
渡辺二郎さんが王者だった頃にボクシングに興味を持ち始めて30年ほど。
たくさんの試合を見て「興奮した!」とか、「感動」とか、「鳥肌立った!」と思った試合はあるけれど、ボクシングの試合で涙が出たことはそうそうない。
ダイジェストじゃなく、ホントに1Rからフルで見たかった。
やっぱり長谷川穂積選手に思い入れが強すぎるんだね~
長谷川穂積選手には「3階級制覇おめでとうございます」よりも、「感動をありがとうございます」と伝えたい。