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馬と騎手の悲しくも美しい物語「キーストンと山本騎手」

ダービー馬「キーストン」という競走馬をご存知でしょうか。
ダービー馬「キーストン」
テレビが白黒時代の馬なので直接見たわけではありませんが、
競馬史上類を見ない、騎手との悲しくも美しい物語を作りだした馬です。
この動画を見ると、何回見ても心にジンジンくるのです。

悲しくも美しいキーストンの物語

後世に語り継がれることになる、キーストン最後のレース「阪神大賞典」。
最後の直線で落馬し、山本騎手を振り落としたキーストン。

骨折した馬は激痛のためにその場をクルクル回るらしいですが、
キーストンは完全に折れて皮一枚でつながっている状態の足で
振り落としたことを謝るかのように山本騎手の元に歩み寄ります。

山本騎手の話

【wikiより拝借】
あーえらいことになった、と思いましたが、気がつくとすぐそばにキーストンがいたんです。
ということは、そこから離れていったのにまた僕のところに帰ってきたわけですよね。
そういうことは朧げに理解できました。
それからキーストンは膝をついて、僕の胸のところに顔を持ってきて、
鼻面を押しつけてきました。ぼくはもう、夢中でその顔を抱きましたよ。

 

ついでに・・・
youtubeのコメントに、この後の話のカキコがありました。

キーストンに起こされ目を覚ました山本は走ってきた厩務員に
「早く助けてやってくれ!頼む。」といってまた気を失った。
目を覚ましたときにはもうキーストンは死んでいた。
キーストンのもとに走った そこには横たわっているキーストン。
誰もしゃべらない沈黙の中、キーストンの安楽死を行った獣医が
「この子はこの小さな体で、注射をすると普通5分ほどで死んでしまうのですが
15分も耐えていました。痛いだろうに鳴き声もあげずに耐えていました。
長い間、獣医をしてきましたがこんなにすごい馬は初めてです。」
それを聞いた厩務員のひとりが・・・・
「山本さん・・・待っとったんやなぁ」とつぶやいた。
それを聞いた山本さんはキーストンの首にだきついていつまでも泣き続けた。

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