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小説「交渉人」(五十嵐貴久)を読んだレビュー

何か読む本を買おうと古本屋をウロウロしていて見つけた小説。
交渉人(五十嵐貴久)
「交渉人」これを買いました。

五十嵐貴久作品を読むのは、ホラーサスペンス小説の「リカ」「リターン」
に続いて3作目です。
「リカ」は狂気のストーカーのゾッとする話で、この小説は大当たり。
その続編「リターン」は、う~ん・・・の出来でした。

今回読んだ「交渉人」はどうだったか?
(できるだけ)ネタバレはしません(^-^)

【交渉人あらすじ】
三人組のコンビニ強盗が、総合病院に立て篭った。
院内の人質は五十人。犯人と対峙するのは「交渉人」石田警視正。
石田はテレビやプロ野球の話題を織り交ぜ、犯人を思い通りに誘導、懐柔していく。
しかし、解決間近と思われた時、事件は思いもよらない方向へ転がる。
真の目的は何なのか?手に汗握る驚愕の展開と感動のラスト。
傑作サスペンス。

裏表紙に記載されていたあらすじです。
ホントのところ、交渉人を買おうかどうか迷ったのですが、

小説の帯
『ハリウッド映画に真っ向勝負!
誰もが息をのむ驚愕の……!?とにかく読むべし』

帯のこの文言に惹かれて、読もうと決めたのでした。

交渉人(五十嵐貴久)レビュー

あらすじの通り、コンビニ強盗が医師・看護師・患者などを人質に病院に立てこもり、
ネゴシエーターと言われる敏腕警視正の石田が言葉巧みに犯人を追いこんでいく・・・
って内容です。

第一章を読んだ時点で、ある程度の予想ができました。
冒頭の方に、ヒントらしきものがあったから。

話は進んでいき、人質が殺害されたところで予想は確信に変わる。
その後事件は解決の方向へ。

「やっぱりなーーーこれは誰が読んでもオチが分かるでしょ」

と思いながら小説の終盤へ。

でもまだ期待、帯の
『ハリウッド映画に真っ向勝負!
誰もが息をのむ驚愕の……!?とにかく読むべし』

コレ!絶対まだ何かあるはずだ。

 

読み終えて・・・

事件に至るまでの背景は想像していたより大きなものだったけど、
『誰もが息をのむ驚愕の……』はなかった(-_-;)

とはいえ、面白い小説ではありました。
惜しいなぁ・・・もうひと押し「エーーーーッ!」の展開さえあったら。

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