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ブラック企業の記事を見て、自身が経験した過酷労働を振り返る

『すき家の「ワンオペ」解消されていなかった』って記事を見ました。
関連記事で、ヤマダ電機のブラック企業大賞だの、すき家の要努力賞なんて記事も。

ブラック企業関連のニュースや記事を見ると、時々自分の若い頃のことを考えます。
もちろん、すき家の現場の過酷さとは比較にならないと思いますが、
かなり追い込まれてたよなぁなんて思うのです(^-^;

以前の記事で少し触れた記憶がありますが、もう少し詳しく書いてみます。

ブラック企業?自身が経験した過酷労働

実は今振り返ってみると、この会社ってブラック企業じゃなく、
単に自分がうまく立ち回れていなかっただけ、と思ったりもします。

ただ、当時24~5才のペーペーの自分には、そんな引き出しがなかったんですね~。

それでは・・・

◆とある機器のメーカーで、機器設置に土木工事なども必要な会社。
◆自分は中途採用で入社、退職するまでの3年間新規雇用はなく、ず~っと下っ端。
◆突出した能力はなくてオツムも芳しくない、要領も悪くて不器用な自分。
 なので、現場・営業を含め、何でも屋の状態。
◆年間のうち3ヵ月ほどが繁忙期、この期間のみ数万円の残業代が一律固定で支払われる。
◆年間の1/3が出張で、夜は社内接待も頻繁にある。

こういう環境でした。
あちこちから仕事を振られるモンだから、
手帳は常にスケジュールとタスクの書き込みがいっぱいで
繁忙期などは、1つ終わる間に2つ仕事が増えるような状態です。

◆定時開始まで:資料や報告書作り
◆昼:営業や工事、機器メンテなどで外へ
◆夜:機器から回収したデータ解析や資料作り、機器調整や翌日以降の出張準備とか

会社にいる時は、こんなルーチンだったでしょうか。
外に出ている時も、急ぎで資料作れ!なんて怒声の電話で呼び戻されたりもあって
完全にオーバーワークの状態。

大口の注文を受けた時の出張は、昼も夜も現場作業です。
現場事務所は、下っ端が部屋を暖めておかなければならないので、毎朝7時スタート。
昼に現場に出て、夕方に現場から戻った後は報告書作成やら工事写真の整理やら。
夜中も現場に出て、ホントに寝る暇もない状態。
洗濯する時間も満足にないもんだから、帰りの車の中で「明日履くパンツないわ」
と思いながら、涙がツツーなんてこともありました。

繁忙期はこんな感じが続き、酷かった年は2ヵ月間休みなしで、残業は月250時間。
週のほとんどが、午前を超えてもゴールが見えないまま仕事。

 

一回だけ危なかったことがありました。
翌朝から出張の予定があったものの、朝まで徹夜で機器調整や資料作り。
そのまま朝から上司を乗せて車で出張へ。到着まで2時間半を予定。

その高速道路で・・・ウトウト・・・。
上司の「オイッ!」って怒鳴り声で起きると、すぐ横に壁が。
危なかった・・・一人なら完全に事故っていました。

 

他にも問題を起こして怒らせていた客先に向かう途中で、車のタイヤがパンクしたり、
車のバックでフォークリフトにぶつかったり・・・
口うるさい上司がいて、毎日何回も怒られたり・・・

最終的にどうなったか!?

鬱になりました(-_-;)

無意識のうちに、壁にガンガン頭をぶつけてたり、
口うるさい上司の背後で、セットハンマー握ってたりしてた。

 

役立たずで、迷惑かけた方たちに申し訳ない気持ちと、
いい経験させてもらったことには感謝していますが、
あんな思いは二度とゴメンだ(^-^;;

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