自宅に、この本が置いてありました。
【学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話】
どうやら、娘が学校の図書館から借りてきたらしい。
そしてこの本、ちょっと読んでみたかったんだよね～♪
ということで、読んでみたレビューです。
学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話
この本の著者は塾の講師である、坪田信貴さん。
主人公は、慶應に現役合格することになる、成績が学年ビリのさやかちゃん、
偏差値30だった高校2年の途中から1年半で偏差値を70まで上げ、
慶應大学に現役合格するストーリーなのですが、
「どれだけ努力したらこんなに偏差値上がるんだ？」
と興味を持ったのが、この本を読んでみたいと思ったきっかけなのです。
さやかちゃんというギャル
まず、成績が悪かった頃のさやかちゃんは
【Q】strongの意味
【A】日よう日
【Q】聖徳太子の読み
【A】せいとくたこ
【Q】日本史の最高知識（塾の坪田先生からの質問）
【A】「いいくにつくろうへいあんきょう」「へいあんきょうさんって何した人？」
日本史が特に苦手だったようで、他の科目の成績が上がってきている中でも
【Q】大化の改新を説明せよ
【A】聖徳太子がかんでるな……で、確か、足利義満とケンカした。
確か勝ったのは、聖徳太子が勝った。
坪田先生が初めて会った頃のさやかちゃんは、小学校4年生レベルだったらしい。
当然、学年ビリの成績でした、と。
この状況から、慶應合格に大きく影響したのが、
著者である塾の講師「坪田先生」。
そして、さやかちゃんの母親である「ああちゃん」。
この二人と、さやかちゃんの相当な努力が描かれているのですが、
自分も人の親なので、この「ああちゃん」の物凄さに驚かされます。
ああちゃんのエピソード
タバコを持っているのを見つかった、（塾に通う前の）さやかちゃん。
教師から誰と一緒だったか問い詰められる。
「お前が今日呼び出されたのも、友達がお前を売ったからだぞ。
だからお前も誰と一緒にいたかを言え。そうすれば退学は免除してやる」
しかし、さやかちゃんは答えず。
その後、学校に呼び出された、ああちゃんの言葉。
「自分が助かるために友達を売れ、というのが、この学校の教育方針なんですか？
本当にそれが良い教育だとお思いなんですか？でしたらもう退学で結構です。
でも私は娘を誇りに思います。」
結果、無期停学に収まりました、と。
塾に毎日通うために、100万円以上の費用が必要。
家庭事情はどん底で、さやかちゃんの父親からの協力は得られず、
自宅にあるお金をかき集め、挙句自分の生命保険なども解約して塾の費用を作った。
エスカレーター式に大学に上がれる学校の授業では、慶応合格レベルには到底届かない。
そのため、自宅では朝方まで予習復習の勉強、塾でテスト形式の授業を受ける毎日。
学校でしか眠る時間がない状況になり、その事でああちゃんは学校に呼び出されるが、
慶応を目指して頑張っている娘の状況を説明、許してもらえるよう頼み込み、
粘りに粘って学校で眠ることを認めさせてしまった。
いい悪いは別にして、自分がここまでできるだろうか？
多分できないと思う・・・
学習方法についての説明
塾の講師が著者ということもあってか、慶應合格までのさやかちゃんの話だけでなく、
勉強方法についても色々と説明されています。
◆モチベーションの保ち方
◆ノートの取り方
◆暗記のコツ
◆英和辞書の効果的な使い方や英単語の効果的な覚え方
◆小論文に関する、おすすめの学習法
などを含め、他にも色々と。
自分は学生ではないので流し読みしましたが、
学生さんなら得る物があるのではないでしょうか。
結果
眠る時間を惜しんで勉強するさやかちゃん、
あきらめようとしたり、精神的にかなり追い込まれている状況になるも
なんとか乗り越え、そして受験。
不合格になった大学もあったけれど、最終的には関西学院、明治大学、
最後に慶応の総合政策学部に合格したのでした。
当初は協力の姿勢を見せなかった父親も、受験の頃には全面的にバックアップし、
家族関係も修復。そして、ハッピーエンド♪
最後、社会人となった現在25歳の「さやかちゃんからの手紙」にジーンとしたのでした。
ビリギャル慶應映画化
この話、映画化されるみたいですね。
ついでに・・・
さやかちゃんと坪田先生のインタビュー動画がありました。