読売テレビのアナウンサー、シミケンの愛称で親しまれている清水健さん。
その著書「112日間のママ」です。
奥様が病に冒され、その看病でメインキャスターを務める「かんさい情報ネットten」を一時休業され、その後奥様が亡くなられたことは知っていましたが、気になっていた1冊です。
清水健さんの著書「112日間のママ」
妊娠直後に発覚した乳がん、弱いところを見せず、「大丈夫」と笑顔を絶やさない奥様。
病と闘いながら長男を産み、たった112日間だけの母親としての生活。
亡くなられる約1ヶ月前に奇跡的に実現した、最初で最後の親子3人での旅行。
表紙の写真は旅行先の竹富島での一枚で、この時、歩けることも不思議なくらいな状態だったそうですが、子供を抱いて微笑む優しい表情。
読んでいる途中から涙がボロボロボロボロ・・・止まりません。
巻末に掲載されていた、幸せそうな姿や手紙の写真など見て、また涙がボロボロ。
優しくて強い、いつも清水さんや周りのことを気にかけて、且つ笑顔を絶やさない奥様。
そして、痛いぐらいに伝わるシミケンさんの奥様への愛情。
こんな素敵な夫婦がなんで・・・
うまく書けないけど、悲しさと同じくらい「悔しさ」を感じました。