古本屋の100円のコーナーでこの小説を見かけました。
五十嵐貴久さんの『年下の男の子』です。
裏表紙を見てみると、恋愛モノの小説のよう。
恋愛モノの小説ってあんまり好きじゃないけど、作者は五十嵐貴久。
ということで買ってみました。
よく考えたら、「リターン」「交渉人」に続いて、五十嵐貴久さんの小説3連発だ。
小説「年下の男の子」(五十嵐貴久)
【あらすじ】
『マンションを買ってしまった、37歳課長補佐の恋の行方は』
銘和乳業勤務のわたし(川村晶子)は37歳にしてマンションを購入。
契約翌日、新製品の健康ドリンクの宣伝用フリーペーパーをめぐってトラブルが発生。
価格欄が空白のまま刷り上がってしまったのだ。
これは、徹夜で空白部分にシール貼りをするしかない。
担当者のわたしは、ピーアール会社の23歳の契約社員・児島くんと夜を徹しての
シール貼りを敢行。
なぜか二人は話が合って・・・・・・。
読み終えてみると・・・面白かった。
まっすぐに自分を見つめる23歳の男の子と、
その彼に惹かれつつも、14歳の年の差をことあるごとに思い悩む37歳の女性。
結局、年下の男の子に押し切られる形で付き合い始め、
その後も関係は良好で幸せな日々を送りつつも、立ちはだかる年の差。
いずれ捨てられるのは自分で、その時に傷付くのを恐れるあまり、別れを選ぶ彼女。
この小説には「リカ」のような恐怖も、「交渉人」のようなハラハラもなかったけれど、
「年下の男の子」にはキュンキュンがありました。
どこに出しても恥ずかしくないオッサンの私が、読みながらキュンキュンしてた(^-^;
最後ちょっとやり過ぎじゃ・・・とは思ったものの、
たまには恋愛モノもいいもんだと思えた小説でした。
読み終わってから、ネットでレビューを見ていると・・・
年下の男の子の続編で、「ウェディング・ベル」「可愛いベイビー」があることを知りました。
その後二人は結婚して、子供が産まれるんだね~。
とりあえず「ウェディング・ベル」をすぐに注文♪
まだ届いていないので、読めないけど(^-^;