数日前にキュンキュンしながら読んでいた、
37歳の女性と14歳年下の男と子の恋愛を描いた小説、五十嵐貴久さんの「年下の男の子」。
◆こういう小説もいいもんだ「年下の男の子」(五十嵐貴久)
注文していた続編「ウエディング・ベル」が届き、読みやすかったせいか
あっという間に読み終えてしまったので、そのレビューです。
小説「ウエディング・ベル」(五十嵐貴久)レビュー
【あらすじ(小説の帯から拝借)】
38歳のわたし、24歳の彼。
14歳差の二人に祝福の日はいつ?
父母の反対、友人の対応、会社では難題続きの日々---。
銘和乳業課長のわたし(川村晶子)は、38歳にして14歳の児島くんと結婚を決意。
だが、友人は好奇の目で見る、双方の家族の反応もばらばらで、
賛成あり、微妙な品定めあり、断固反対もあり。
くわえて、新しい人気ドリンクでも、難問山積。
二人がウエディング・ベルを鳴らす日はいつのこと・・・・・・?
【レビュー】
一言で言うと全編トラブルで、キュンキュン度はゼロです(^-^;;
結婚したい二人、しかし彼の父親を除いて、親は結婚に反対の姿勢。
中でも彼女の父親は頑として交際や結婚を認めず、取り付く島もない。
彼女は仕事でもトラブル続き。
彼女が所属する宣伝部の企画・発案から、大ヒット商品となったドリンク「モナ」の
今後の展開について、宣伝部と販売部の両部長の意見の違いから、バチバチの状態。
勢いに乗っている今、モナを大量に増産すべきと主張する販売部部長と、
ロングセラー商品にすることがそもそものコンセプトで、
増産すると一過性のモノになり兼ねないと、真っ向から反対する宣伝部部長。
頑なな上司に振り回される部下たち。
さらに、主力商品のスナック菓子「スムーザック」に使われている中国産小麦粉が
汚染されている事実が発覚、商品回収とマスコミへの対応に追われ・・・
前作と同様、14歳の年の差があちこちで連呼され、
両親・仕事のトラブルの話が、入れ替わり立ち代わりで展開していきます。
読み終えて・・・
ネットに書き込まれているレビューを見ると、「前作と比べると・・・」
みたいなカキコが多かったですが、恋愛モノの小説はあまり好きでない自分にとって
こっちの方が性に合ってて面白かった(^-^)
と思えるのも、さらに続編の「可愛いベイビー」があるのを知ってるから。
「ウエディング・ベル」は、ものすごく中途半端な終わり方です。
結婚どころか、話が全く進展しなかったので、3作目のための繋ぎとしか思えない。
「可愛いベイビー」発表前にコレ読んでたら
「何じゃこりゃーーーーー!!!」
ってなっていたのは間違いないです(^-^;;
こうなると「可愛いベイビーで、話は完結するのか?」って、心配になってきたりもします。
タイトルから見て、まさかできちゃった婚(さずかり婚?)で、オトすんじゃないだろうなぁ(-_-;
ウェディング・ベルと同じく、すぐにネットで注文したので、結局・・・
◆年下の男の子:古本屋で108円
◆ウェディング・ベル:ネットの中古本で498円
◆可愛いベイビー:ネットの新品で1620円
結構かかってしまった(^-^;;
ついでに・・・
まだ完結まで読んでいないので何とも言えないけど、何となく映像化の予感がします。
個人的なイメージでは、中谷美紀さんと福士蒼汰君が主演・・・かな?