貴志祐介が好きで何冊か作品を読みましたが、一番好きなのがホラー小説の「黒い家」です。
そんな中、友人から「黒い家」より怖いと教えてもらった、五十嵐貴久の「リカ」。
古本屋で売っているのを見つけたので買い、読んでみました。
リカ(五十嵐貴久)
~wikiより拝借~
出会いサイトで知り合ったリカという怪物のような女性にストーキングされ追い詰められるサラリーマンの姿を描いたホラーサスペンス小説。
2001年第2回ホラーサスペンス大賞を受賞した著者のデビュー作で、2002年2月に単行本が発売された。尚、選考時のタイトルは『黒髪の沼』。2003年に文庫本が発売され、単行本には未収録だったエピローグが収録されている。
確かに黒い家とテイストが似ていました。
話に引き込まれて一気に読みましたが、確かに怖い。
黒い家と同じく、ホラーというよりテラーの恐怖。
リカのあまりに人間離れしたストーカーぶりに、
多少ツッコミを入れたくなるところはあったものの、
初めてリカと遭遇した瞬間なんか鳥肌が立ちました。
そして読み終わった日の夜中はトイレに行くのが怖かった・・・
ちなみにwikiを見ていると「リカ」は、
2003年に浅野ゆう子と阿部寛の主演の土曜ワイド劇場でドラマ化されていました。
見たかったなぁ。
その後、動画がないかとyoutubeで調べたら「リカ」の予告編がありました。
「リカって映画化されてたの?」と思ったら舞台の予告でガッカリ。
もうひとつ、「リカ」と五十嵐貴久のことが、小説の解説で触れられていました。
デビュー作がホラーサスペンス小説「リカ」で、そのあともホラー系の話を書くと思いきや
「ミステリー⇒時代小説⇒青春小説」とジャンルをガラリと変えてきたらしい。
ちょっと五十嵐貴久さんの作品に興味を惹かれました。
【追記】
小説「リカ」の発表から10年、続編「リターン」が発売されているそうです。
あらすじを少しだけ見てみると・・・
<あらすじ>
高尾で発見された手足がない死体、
それは、10年前に狂気のストーカー・リカに拉致された本間だった。
バラバラにされても、脳だけが機能していた(はずの)本間さん。
捨てられたんだ・・・
これ近いうちに必ず読む、そしてまた鳥肌を立てる。
【さらに追記】
リターン、買いました。
これはこれでいいんだけど、リカと比べるとウ~ン・・・です。
レビュー記事はこちら(↓)
◆ホラーサスペンス大賞「リカ」の続編小説「リターン」を読んで
先にも書きましたが「リカ」は第2回ホラーサスペンス大賞です。
「リカ」が面白かったので、その他のホラーサスペンス大賞もと思い
第1回ホラーサスペンス大賞「そして粛清の扉を」も読んでみました。
◆第一回ホラーサスペンス大賞「そして粛清の扉を」を読んで