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第一回ホラーサスペンス大賞「そして粛清の扉を」を読んで

第一回ホラーサスペンス大賞の小説「そして粛清の扉を」(黒武洋)。
そして粛清の扉を
第二回ホラーサスペンス大賞の「リカ」がものすごく怖くて引き込まれたので、
「そして粛清の扉を」もさぞかし怖いだろうと思って読んでみました。
※「リカ」について書いた記事はこちら(↓)
恐ろしすぎるホラーサスペンス小説「リカ」

第一回ホラーサスペンス大賞「そして粛清の扉を」レビュー

クリスマスの日、一人娘を暴走族に殺された高校の中年女性教諭が、
拳銃とナイフを手に担任の生徒を人質にクラスに篭城。

人質にされた生徒は皆問題児。
暴走族にストーカーに恐喝、暴行、殺人、クスリ、何でもあり。
どうやって調べたのか、その罪を話しつつ一人一人を殺害していく。
そして多額の身代金を要求、警察はもちろん、
NHKや民放のTV局も巻き込んで進行していく・・・
という内容でした。

読みながら、
「文中に『乍(なが)』ら多すぎ」
「問題児多すぎ」
「スナイパー?拳銃の腕が凄すぎ」
「明るみに出てないような罪まで知りすぎ」
「なんか強引な話の作り方・・・」
なんて思っていました。

あまりメリハリがなく、淡々と話が進んでいるような感じがして
ずっとこの調子で最後は犯人逮捕で終わり、チャンチャン。
は、やめてやぁと思いながら読み進める。

しかし・・・
きました、最後の50ページ。
ネタバレは気がひけるので書きませんが、
さすがにホラーサスペンス大賞を受賞した小説です。
いや~凄かった~。

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